日付:2012年6月17日(日)
場所:横浜国際プール(多目的ホール)
毎年、年に一度だけ、横浜で事務局主催の昇段審査会が行われます。MACのシステム
では、初段(黒帯)は中学生以上で、帯研に参加の後、支部長会議にて審議し許された者
のみが、昇段審査会に挑戦できるシステムです。
団体によって黒帯の位置づけは違いますし、基準も違いますが、間違いなく空手道MACの
初段は取得の難しい帯と言えます。だからこそ、価値があり、魅力もあり、責任もあり、
目指す目標としては気持のこもった重みのある帯となります。
江戸川支部は国内MAC支部で唯一黒帯のいない道場でしたが、今春、入門10年目を迎えた
國米 凱君(高校2年生)が昇段審査に望みました。
2月の帯研前から黒帯取得を目指し、通常稽古後に居残りで基本稽古、移動稽古、型を繰り返し
行ってきました。学生の為、テスト前の期間は稽古は休みますが、それ以外は絶対に休みません。
一般部の大会時期と重なり、他の道場生が居残りで試合用の組手稽古をしている横で、黙々と
基本、移動、型を繰り返し稽古してきました。組手は毎週土曜日のみと決め土曜日は昇段組手に
備えて大人達に混じり稽古してきました。
そんな成果が昇段審査会ではしっかり発揮され、堂々とした見事な昇段審査会となりました。
さすがに8人組手はキツそうでしたが、最後まで戦い抜きました!
江戸川支部の道場の旗に『漸進』と言う文字が書かれていますが、この意味は『急激な進歩では無く
少しづつ前へ進んでいこう!』と言う意味が込められています。小学校2年生の入門から『漸進』して
ここまでたどり着きました!
昇段おめでとう!
黒帯になると、今までとは違い教わる時間から、自分で考えたり、人に伝えたりする時間が増えます。
そんな中で、自分のなりの空手哲学を身につけ、空手の修行を仲間と一緒に楽しんでいきましょう!
ご家族の皆さんも、ご支援ありがとうござました。今後も引き続きご支援宜しくお願い致します。
当日に応援に来てくださった、道場の仲間、一緒に審査に臨んだ仲間、ご家族の皆さん、お疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
空手道MAC江戸川支部 支部長 栗原啓二